重い物の持ち運びサポート用の装着式ロボットを川崎重工業が作り上げる

30~40キログラムくらいまでのモノを持ったり、持ったまま移動したりすることをサポートしてくれる「パワーアシストスーツ」という装着式ロボットを川崎重工業が作った。
ミニサイズのモーターが4つ膝関節と腰のところに搭載されており、オートで負荷を察知して適度な回転力をもたらすことで、ヒトが感じる負担を少なくする仕組みである。
装着しても、装着していないときと可動域がほぼ一緒なのが魅力である。しばらく川崎重工業自体が20キロ用のパワーアシストスーツを試し、実用化させるとのこと。「国際フロンティア産業メッセ」にて公開するとのことであり、そこで取材等を受けてから詳しく解説するそうである。

モーターコントローラーとバッテリーが腰の後ろのところに搭載されている。そして、脚が2本腰の両横から出ている。スーツの重さのほとんどが地面に受け流される造りになっているので、ほとんど負担を感じることなくスーツを使うことが可能。
使う人の体型に沿って脚の長さなどを変えなくてはならないが、それでも60秒もあれば脱いだり着たりすることができる。加工、組み立て、保持、移送など、身体に負担がかかりやすい姿勢をキープするときにもサポートしてくれるので、ヒトの作業がかなり楽になる。

産業向けのロボテクノロジーを川崎重工業は活用し、かなり前から作業の精度をアップさせたり作業の能率をアップさせたりするための開発・研究に尽力していた。今のところ「1号機の実用化は80パーセントのところまで来ている」とのこと。システムを作り、上肢のサポートの実現も目指す。

現場からのニーズが多いため、外部への販売に向けて開発・研究に取り組んでいるそう。できる限り値段を安くして、産業向けロボットよりもリーズナブルにする予定。