2年後、ワイヤ駆動タイプの5指ハンドをITKが完成させる見込み

ITKは岩田鉄工所の開発・研究組織であう。そのITKが、ワイヤ駆動タイプの「ハンドロイド」という5指ハンドを作り上げた。軽いながらも頑丈だが、その理由は航空機のパーツにもなっている軽金属パーツを使っていることにある。遠隔コントロールをデータグローブにより行い、ボール等の色々なものを持つことが可能だ。データグローブ等と組み合わせて2年後に発売させるとのこと。最初は研究機関などに対して売り出し、ここで需要の規模を掴んでから、より使いやすい造りにアップデートする予定だそう。

横井教授(電気通信大学)の研究内容を盛り込んでいる。トータル6つのサーボモーターが親指とそれぞれの指の付け根のところに設置されており、これによってワイヤを動かして5指のコントロールを行う。モーターにはロボットとは違う目的で使われている市販のアイテムが用いられている。これにより比較的リーズナブルにすることに成功した。

データグローブはオリジナルのものである。指のそれぞれの部分に「歪みセンサー」を取り付けることにより、指の曲がり方を把握してハンドを同じようにコントロールする。筋電位によってコントロールする手段も作り上げている。

現時点ではどのように使っていくかはあまり想像していないとのこと。その代わりに、リーズナブル・軽量を重視し、できる限りオールマイティーにした。そのため、それぞれの関節をサーボモーターで動かす「ギフハンド」などとは異なり、ワイヤ駆動にしたのである。試作機の重さは0.74トン。遠隔コントロールによって軽作業を行ったり、マネキンロボに取り入れることで、手の表情も再現するなど色々な使い道を見越している。2年後に販売されるようになったら、使い道を確かめつつアップデートを3カ月ごとに行っていく見込み。