幼稚園時代にロボットアニメに心を奪われる

1970年代にこの世に生を受けた私。この辺りに生まれた男の中にはロボット好きが他の年代よりも多いような気がする。私が幼稚園の頃にはゲッターロボやマジンガZが大人気だったし、小学校低学年の頃にはガンダムが始まった。私はこの頃から小柄で、家の中での遊びが大好きで、あまり運動はしなかった。イマドキの言葉で表現するのであれば「陰キャラ」というものだろうか。自宅でテレビを観ることが多く、スパロボ(スーパーロボット)系のアニメは欠かせず観ていた。

そんな保育園生時代、私にとって衝撃的なことがあった。それはアニメのマジンガーZでのことだった。マジンガーZは私にとってはスーパーロボットアニメの第一号であり(もっと詳しい人からすればそれ以前にもロボアニメはあるのかもしれないが、私にとっては第一号という意味)、私からすれば「スーパースター」だったのだ。

最近の若者でマジンガーZを知っている人からすれば「ああ、飛べるよね。マジンガーZって」というくらいの認識かもしれないが、実際はアニメが始まってから当分は飛行能力はなかったのである。そのため、飛行系の敵がマジンガーZの大敵だったりしたのだ。

そこで、アニメの中において「マジンガーZに飛行能力を!」という話が出て、試行錯誤を重ねて「ジェットスクランダー」という兵器を生み出し、このジェットスクランダーと組み合わせることでマジンガーZは飛行能力を手に入れたのだ。

まさかスーパーロボットが空を飛ぶなんて!

アニメの中で「博士」「教授」という言葉が頻繁に出てきて、「僕も博士や教授になれば、マジンガーZみたいに空を飛ぶロボットを作れるようになるのかな」なんて思ったものである。

そこで私は両親に詳しく聞いてみることにした。

私「博士とか教授ってなんなの?」
両親「ロボットにとっても詳しい人のことかな」

そこで私は
「大人になったら、マジンガーZに出てくる博士や教授みたいな凄い人になろう!」
と子供心に考えたのだ。
そのときはこれくらいザックリとしか考えていなかったが、結局この夢を20代になるまで抱え続け実現させることになるのだ。
……我ながらよく実現できたな。