ビジネス/経営

2014.06.23
船井電機、非接触充電やスルスケア事業で売上高300億円狙う

 船井電機は、2015年1月にも非接触充電モジュールを市場投入する。主力ながら競争が激しいテレビ事業とは異なる新分野の事業を育て、ポートフォリオを再構築する。非接触給電システムの普及を進める標準化団体「A4WP(Alliance for Wireless Power)」の「Rezence規格」に対応。携帯機器向けを手始めに、自動車、店舗向けなどに対象分野を広げる。
 
funai_0623.jpg 同社は非接触充電に続き、車載機器とヘルスケアの2つの事業もスタートし、2018年には新規の3事業合計で売上高300億円を目指す。
 Rezence規格に対応した非接触充電モジュールの普及は2015年から本格化し、国内のスマートフォンには同年夏秋モデルから搭載が始まると見ている。そのため同年1月にもスマートフォン用として出力30W程度の充電モジュールを商品化する。普及に先駆けて商品を市場投入することで、自社の取り組みをアピールする狙いもある。
 
 充電モジュールは車載用にも市場が広がると見られるため、運転席周辺に内蔵するモジュールの開発も進める。車載機器はほかに表示機器関連部品について他の部品メーカーと2年程前から共同開発しており、2016年の事業化を目指している。
 
 ヘルスケア事業では、電動歩行アシストカート(写真)を開発中。7月には試作機を完成させてテストを実施。2014年度中にも製品化する。高齢者向けに上り坂・下り坂の歩行支援などに役立ててもらう。非接触充電機能も搭載し、充電の負担を減らす。
 同社はテレビなど映像機器が主力だが2011年3月期以来、当期赤字が続いている。
 
 
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