サービスロボット

2014.03.25
テムザックなど、装着型歩行支援ロボットを2年内に商品化

 テムザックは3月24日、台湾工業技術研究院(ITRI)、鳥取大学医学部付属病院、早稲田大学理工学術院 ヒューマノイド研究所、アダチと共同で、歩行支援ロボットの商品化に着手すると発表した。研究子会社であるテムザック技術研究所(鳥取県米子市)が中心になって臨床試験を進める。1~2年以内の発売を目指す。

tmsuk_0325.jpg 事業化するのは、ITRIが開発した「Active Gear(アクティブ・ギア)」(写真)。歩行が困難な脊髄損傷患者らの動作を支援する。杖に搭載したスイッチを操作することで立ち上がり動作や歩行動作など4種類の動作を制御することができる。例えば、CYBERDYNE社のロボットスーツ「HAL」ように、(表面)筋電位を利用しないため、筋電を出せない完全麻痺の患者でも立ったり座ったりといった動作が可能なうえ、電極の付加を不要とする点に利点があるとしている。また、腰部分が開閉するため着脱を容易としており、身長に合わせて脚部の長さを調節できるようにしている。

 事業化の際にはテムザックの子会社、テムザックフォルモサ(台湾台北市)が量産を、アダチが販売を手がける。今後は、歩行時の安定性向上などの改良を進める。


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