ビジネス/経営

2014.01.20
ハイボット、日立ハイテクと送電線検査ロボで連携、事業化を加速

 ハイボット(HiBot)は1月20日、同社の架空送電線検査ロボット「Expliner(エクスプライナー)」(写真)の事業化で日立ハイテクグループと提携したと発表した。100%子会社の日立ハイテクファインシステムズが独占販売権を取得し、日立ハイテクおよび日立グル―プ各社のネットワークを通じて国内外に販売する。HiBotは今後、日立ハイテクグループと連携して、Explinerの改良などを支援する。
 
expliner_0120.png
 Explinerは、超高圧架空送電線上を自走し、架空送電線の表面状況を外観検査したり外形寸法を計測したりするシステム。独自開発した、カウンタウェイトを用いたバランス制御システムを実装しており、走行状況に応じて重心を移動・固定させ、全体のバランスを保持しながら走行。重心を前後に移動させることで、電線間隔を保持する径間スペーサや鉄塔から電線を支持する懸架がいし装置などを回避しながら、複数の送電線間を連続で点検できる。関西電力や東京工業大学などと共同開発した。
 
 超高圧架空送電線の点検作業は、双眼鏡やヘリコプターを使用しての目視検査のほか、作業員が電線を宙乗りして実施されている。作業員が宙乗りするため、送電の停止が必要となる。Explinerの利用により安全な検査作業を確保できるうえ、無停電での検査が可能になり、安定した電力系統の運用につながると期待されている。
 なお、HiBotは「第4回 ロボット大賞」にてExplinerの開発で「中小企業基盤整備機構理事長賞」を受賞している。
 
 
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