RT(Robot Technology)要素

2013.06.06
三菱重工とネクス、電力線通信用いてロボの省配線化に成功

 三菱重工業は5日、ネクスと共同で電力線通信(PLC:Power Line Communication)を用いてロボットの省配線化に成功したと発表した。ケーブルコストを軽減できるうえ作業効率の向上にもつながる。三菱重工が製作した、高所作業が行える遠隔操作作業ロボット「MHI-Super Giraffe(スーパージラフ、動画)」に、ネクスの高速信号伝送デバイスを組み合わせ、電力伝送時の外部雑音の影響や信号の歪みを抑制することができた(参考資料)。細い通信線一対で大電力供給と高速信号伝送を両立。ケーブルで従来比約10kgの軽量化を実現した。数十万円のコスト効果が期待できるという。

 名刺サイズの通信モジュールとケーブルで構成する「PLCモジュール」を両社で販売する計画。価格は仕様により異なる。三菱重工は自社のロボットに採用する。
 FAのほか災害対応などで活用されるロボットは、各軸のモータやセンタのほか、作業をお粉留為のエンドエフェクタを接続しており、電力と監視制御信号を伝送する必要がある。電力、信号線が太くなるとロボットの動作の妨げになり、省配線化に対するニーズがあった。
  なお、産業用ロボットのケーブルレス化にかかる考察は、こちらの記事を参考にしてほしい。

動画 遠隔操作作業ロボット「MHI-Super Giraffe」の高所作業デモ


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