ビジネス/経営

2013.06.13
シャープ、マキタとロボット芝刈り機を開発へ、1~2年以内に事業化

 シャープは、マキタと共同でロボット芝刈り機の開発に乗り出す。シャープが持つ「お掃除ロボット」の技術と、マキタの芝刈り機の技術を融合。ロボット芝刈り機市場への参入によってシャープは事業領域を家電や太陽電池などのホーム(家の中や屋根)向けからグラウンド(敷地)に広げる。マキタは商品群の拡充を図る。ロボット芝刈り機の需要は欧米で伸びており、両社は1~2年以内の事業化を見込む。

 同ロボットは敷地境界内の芝を自動で刈り取り、電池がなくなると充電ステーションに自動で戻るなど、お掃除ロボットの“お庭版”。シャープは昨年、音声認識やスマートフォン(多機能携帯電話)との連携機能を持つお掃除ロボット「COCOROBO(ココロボ)」を発売しており、ここで培った制御技術などを応用する。
 マキタの芝刈り機技術と融合し、同社が強みとする欧州などの海外販売網や、両社のグローバルネットワークを使って先行メーカーを追撃する。

 日本では馴染みの薄いロボット芝刈り機だが、広い庭のある住宅が多い欧米を中心に需要は拡大傾向にある。欧州の農機大手や自動車部品大手、米機械メーカー大手など多様な企業が相次ぎ参入しており、日系企業ではホンダが2013年から欧州で販売している(詳細はこちら)。

 経営再建中のシャープは強みとする技術をベースとして、複数の同業や異業種との連携・協業を進め、業績回復のシナリオを描いている。5月に業務提携したマキタとの協業もその1つ。2015年度までの3カ年中期経営計画では、異業種との協業による“5つの新規事業領域の開拓”を掲げ、この中にロボティクス事業が含まれている。


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