RT(Robot Technology)要素応用

2013.03.19
NEC、映像投影とジェスチャー入力を統合したインタラクション技術を披露

 NECは、3月3~8日開催の「リテールテックJAPAN 2013」で、映像投影とジェスチャー入力によるインタラクション技術の応用例として、ユーザーの動きを追跡しながら価格表示が行えるのを披露した・可動機構を備える小型プロジェクタと3次元カメラを統合したシステムで、3次元計測した対象物に合わせて映像を投影すると同時に、3次元カメラにより手や指の動きを認識することでジェスチャー入力が行えるのが特徴(はNEC公開資料より)。展示会では、トレイに取り出した対象物(食器類)を認識しつつ、利用者の動きに合わせてトレイ上に価格を表示した。リアルタイムに価格表示がなされるため、特にセルフサービスを展開するレストランなどで、会計時の混雑の解消につながると期待される。

nec_0319.PNG

 3次元カメラの計測情報をもとに、小型の可動プロジェクタにより利用者の動きなどを追跡しながら映像を投影できるのが特徴。3次元計測には「光切断法」を利用。可動プロジェクタによりスリット光を対象物に照射し、照射光をもとにカメラ(CMOSカメラ)画像中の各点の奥行き情報を算出して3次元認識を行っている。プロジェクタが映像投影と3次元認識の両方を担うことで、システム構成の簡素化につながった。

 ユーザーや対象物の位置や動きを3次元計測することで任意に映像投影することが可能。トレイに取り出した食事(厳密には食器類)を3次元認識し、ユーザーの動きに合わせてトレイ上にリアルタイムに価格表示できるため、セルフサービスで見られる会計時の混雑の解消につながる。
 また、ジェスチャー入力にも対応するため、大型画面に表示されたメニューや商品を手の動きで選択したり、画面操作で取得したクーポンを手に投影し、レストランの方向を床面に投影して案内したりするといった展開も見込まれるとしている。

●「NEC、ジェスチャーで情報を操作できる自然なインタラクション技術を開発


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