ビジネス/経営

2013.02.13
蛇の目ミシン、台湾で産ロボ生産へ、スマホ向け廉価版を投入

 蛇の目ミシン工業は、台湾工場で産業用ロボットを生産する方針を固めた。メーンの製品は卓上ロボットで、現在は東京都八王子市の本社工場で全量を生産。中国のロボットニーズが高まり、価格競争が激化しているため、低価格ミシンを生産する台湾工場にも産業用ロボットの生産体制を構築する。廉価版を皮切りに生産する方針(写真は、台湾工場で生産する廉価版の卓上ロボット)。スマートフォンブームに一服感があり、ロボットの引き合いが一段落しているため、再び需要が伸びるタイミングに合わせ生産を始める。

janome_0213.jpg 蛇の目ミシン工業の卓上ロボットは、スマホ部品のネジ締めやハンダ付け用に、中国EMSで利用されている。2012年4~12月期は2,800台を販売。おもに米国メーカーのスマホ製造用として販売しており、今後は韓国メーカーのスマホ製造用にもロボットの拡販を目指す。
 台湾生産に先立ち、構成部品の現地調達化を進めている。今後、台湾工場はミシンの製造を段階的にタイ工場に移管し、ロボットの製造スペースを確保する考え。廉価版の産業用ロボットのほか、サーボプレスも台湾生産を検討する。

 同社は産業用ロボットとサーボプレスを合わせた産業機器事業を、将来の成長エンジンと位置づけている。事業売上高も現在の年間50億円から2020年までに同100億円に引き上げる方針


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