ビジネス/経営

2013.01.24
安川電機の4~12月期、サーボ、コントローラの不振で大幅減益

 安川電機が23日に発表した2012年4~12月期(2013年3月期第3四半期)連結決算は、液晶・半導体業界向けサーボモータなどの販売不振により大幅減益となった。また、売上高が7.2%増加したロボット事業も液晶搬送ロボットなどの利益率が低下し、減益となった。売上高は対前年同期比3.1%減の2,191億1,800万円、営業利益は同39.4%減の67億9,800万円、経常利益は同34.6%減の75億600万円、純利益は44.6%減の38億6,200万円だった。

 2013年1~3月期は、2013年度から始まる新たな中期経営計画を見据え、海外生産拡大に向けた準備や経費構造の見直しなどを進める方針。また、3月21日付で津田純嗣社長が会長を兼務し、利島康司会長が代表権のない取締役に就く役員人事も発表した。世代交代を進めると同時に意思決定の迅速化、経営のスピードアップを目指す。

 ACサーボモータやコントローラなど扱うモーションコントロール事業は、国内主力市場の停滞に加え、欧州の債務・金融危機や中国市場の減速などにより低調に推移。インバータは、米州向けが堅調に推移したものの、堅調だった前年同期から売上高、営業利益ともに大幅に減少した。同事業の売上高は、前年同期比11.5%減の1,041億9,100万円、営業利益は同46億1,800万円減の19億9,700万円だった。
 一方、ロボット事業は4~9月期に引き続き、溶接やハンドリング、塗装ロボットなどが自動車業界向けを中心に堅調を維持。液晶搬送ロボットの利益率の低下の影響により、売上高は同7.2%増の774億1,600万円、営業利益は同1億8,400万円減の47億5,200万円となった。

 そのほか、システムエンジニアリングは水処理設備向けが減少したものの、鉄鋼業界向けが堅調に推移し、売上高は同17.6%増の243億200万円、営業利益は同6億3,200万円増の5億1,400万円。情報の売上高は同2.0%減の87億3,400万円、営業損失は同2億4,400万円減の5億7,300円の赤字だった。

●平成25年3月期第3四半期の連結業績(平成24年3月21日~12月20日)(括弧内は対前年同期増減率)
売 上 高:2,191億1,800万円(-3.1%)
営業利益:  67億9,800万円(-39.4%)
経常利益:  75億 600万円(-34.6%)
当期利益:   38億6,200万円(-44.6%)


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