RT(Robot Technology)要素

2012.11.16
オムロン、新測定原理を用いた変位センサにEtherCAT対応を追加

 オムロンは、2月に発売したファイバ同軸変位センサ「形ZWシリーズ」にEtherCAT通信機能を追加(写真)。11月19日より発売する。高速通信対応によりコントローラやサーボモータなどを接続することで高速かつフレキシブルな制御が可能。また、センサヘッドに従来の測定距離20(±1)mmと40(±6)mmタイプに7(±0.3)mmと30(±3)mmタイプを加えた。

omron_1116.PNG 形ZWシリーズは、新たな測定原理として「白色同軸焦点」を採用したのが特徴。光の色情報(波長)を利用して高さを測定する。具体的には、光源の白色LEDから出た光が特殊な色収差焦点レンズ群を通過すると、波長ごとに異なる位置で焦点を結ぶ。対象物の高さに応じて焦点の一致した色の光が反射するため、その色情報からセンサヘッドと対象物との距離を測定することができる。測定対象からの反射光のピークを検出することにより高さを測定していた従来の参画測距方式に比べ、対象物の材質や色、傾きによる影響が小さい。

 新製品では、EtherCAT通信機能によりサーボドライバやエンコーダ入力スレーブを接続することで、座標位置と変位センサの高さ情報を高速に取得することが可能。これによりマシン制御では加工精度の向上に、検査用途では特定位置の傾向管理などに役立てられるなど、高さ情報と位置情報との紐付けにより生産性を向上することができる。
 また、一般的な変位センサの使用例である「複数のセンサを用いた多点測定」を高精度に行うことも可能。従来、センサごとに発生していた測定タイミングのズレを解消しつつ、複数センサによりシートやガラスなど広い面の高さや厚みを同期測定できる。

 オムロンが展開するマシンオートメーションコントローラ「Sysmac」に対応しており、専用ソフト「Sysmac Studio」を用いて、接続した機器を統合的に開発したりテストしたり、調整したりすることができ、立ち上げ時の工数の削減につながる。


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