ビジネス/経営

2012.11.30
三菱電機、来年度の小型ロボ販売台数を10%増に、車・食・医薬品を深耕

 三菱電機は、自動車部品および食品・医薬品分野を深耕することで、2013年度のロボットの販売台数を、2012年度見込みより約10%上乗せした年間6,000台とする。同社のロボットは電子部品の組立や搬送用途などで活用されており、電機・電子分野の販売台数が50%を超える。事業のさらなる安定性と拡大を狙って、これらの新分野を開拓する。システムインテグレータ(SI)などと協力し、日本のほか中国など新興国で販売を伸ばす。

mitsubishi-ele_1130.jpg 三菱電機のロボットは、小型の垂直多関節タイプとスカラ(水平多関節)タイプがメーン。海外販売(直販ベース)の比率は6割で、特に欧州市場に強みを持つ。5月に発売した垂直多関節型の新型機「RV-F」(写真)は、高速作業性や衝突回避などの知能化機能が評価され、2012年度の販売目標である年間3,000台を上回るペースで売れている。

 同社のロボット販売は2008年秋のリーマン・ショック後に落ち込んだが、中国の需要増などの影響を受け堅調に回復している。ただし最近は、欧州経済の停滞や新興国経済の成長鈍化もあり、2012年度は多少下降する見通し。
 近年は自動車部品の電機化が進んでおり、同社の小型ロボットを活用できる製造現場が増えている。食品・医薬品分野の自動化ニーズも高まっていることから、RV-Fを核に小型ロボットの販路を拡大する。


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