その他ロボット関連

2012.11.29
2013年夏にヒト型コミュニケーションロボが宇宙へ、KIBO ROBOT PROJECT

 国際宇宙ステーション(ISS)への滞在に向け、電通と東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージが開発中のヒト型コミュニケーションロボット(写真はデザイン画)の開発メンバーに、新たにトヨタ自動車が音声認識技術などの知能開発を担うことになった。2013年2月の完成を予定しており、宇宙輸送船に搭載して同年夏頃に打ち上げる予定。

robogarage_1130.jpg  プロジェクト名は、「KIBO ROBOT PROJECT」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟を使用した社会課題解決テーマのフィジビリティスタディ提案に採択され、2011年から1年以上にわたる検討から創出された。

 開発中のロボットは、自律制御と遠隔制御によりコミュニケーションを行ったり、地上に情報を発信したりする。サイズは、身長約34cm、全幅約18cm、奥行き15cm、重量は約1kg。開発は、東大とロボ・ガレージがロボット本体を、電通が会話コンテンツをそれぞれ担当。トヨタが音声認識技術や自然言語処理などの知能開発を担う。トヨタでは対話型サービスに関するデータの収集や技術の蓄積につなげる。

 完成後は、「きぼう」に持ち込まれ、2013年冬には日本人初のISS船長となる若田光一宇宙飛行士と対面して、宇宙における人とロボットとの対話実験を行う。併せて、同様の仕様のロボットをもう1台製作し、同プロジェクトの活動紹介などに活用する。電通では「ISSで長期間過ごすと、宇宙飛行士はさまざまなストレスを感じる。ヒト型ロボを利用して癒やしを感じてほしい」としている。

●プロジェクト参加/協力企業・団体
:電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車、宇宙航空研究開発機構

●技術協力
:有人宇宙システム、ヴイストン、クロスエフェクト、ユカイ工学、双葉電子工業、HOYAサービス


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《連 載》
RT基礎講座「ロボットのグッドデザインを考える」
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《コラム》
「人とロボットのより良い関係」
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第2回「ロボットヒーローが作りたい」
第3回 「人とロボットは共存する」




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