その他ロボット関連

2012.11.27
インテック、スマホを活用した屋内位置推定技術を開発

 インテックは26日、GPS信号が受信できない屋内環境で位置推定を可能にする技術を開発したと発表した。スマートフォンを活用しており、内蔵センサで相対位置情報を取得し、フロアに設置した音波装置から位置補正信号を受信して現在位置を推定する()。推定精度は誤差1~数mとかなり高精度で、ショッピングモールや地下街の店舗ガイド、屋内でのスタンプラリーなどの各種イベント、施設内の案内や誘導などへの応用が期待される。

 スマホの内蔵センサで取得した相対位置情報と、音波信号で取得した位置補正技術を組み合わせることで現在位置を推定する。具体的には、加速度センサで移動距離を、地磁気センサで移動方位をそれぞれ取得して相対位置を推定。さらに、内蔵マイクにより屋内に設置した音波装置から位置補正信号を取得することで現在位置を推定する。相対位置情報を取得した時点では最大数mの誤差があるが、位置補正信号を組み合わせることで1~数m程度に抑えた。iPhone(アイフォーン)などのiOSやAndroid OSを実装するデバイスに対応する。

 フロアごとに音波装置を設置することで、スマホを携帯する顧客が、どのフロアにどのエリアにいるのかを推定することが可能。屋外環境では、GPS信号を受信することで位置情報と連携しての広告やクーポンの配布など各種サービスが広く展開されているが、同技術の利用により、屋内環境でも同様にサービス提供ができる。さらには、地下街などを対象としたO2O(Online to Offline)サービス、つまり、ネット上から実地(オフライン)での購買行動に促すサービス展開も見込まれるとしている。

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 屋内位置推定技術の概要(インテック発表資料より)


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