公共/フロンティア

2012.10.12
パーソナルモビリティを活用した街づくりへ、二子玉川で検討組織が発足

 クリエイティブ・シティ・コンソーシアムは11日、二子玉川駅周辺(東京都世田谷区)をモデル地区に、パーソナルモビリティを活用した街づくりを検討するためのコミュニティ「QUOMO(クオモ)」をスタートすると発表した。地域参加型のオープンセッションなどを通じて社会実験を進めつつ、都市部における課題解決につながる活用方法を検討する。パーソナルモビリティの実証実験で先行する茨城県つくば市の「ロボット特区実証実験推進協議会」と連携を図りながら、3~5年後をめどにパーソナルモビリティの社会実装を目指す。

 QUOMOとは、「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」と「Moving Mobility (ムービング・モビリティ)」に由来する造語。都市部における生活価値の向上や、地域での触れ合いや交流の活性化など、パーソナルモビリティの活用によるより良い街づくりの展開を検討する。

 検討コミュニティには、東京急行電鉄のほか、セグウェイジャパンWHILL、グラディエ、三菱総合研究所が参加する。東急電鉄は東急沿線の価値向上につながるサービスの実現を、セグウェイジャパンは新しい街づくりのためのパーソナルモビリティの利活用を検討し、WHILLは、同社の開発プロジェクトの知見を生かしたモノづくりを進める。また、グラディエは地域コミュニティに根ざしたサービスブランディングを、三菱総研はビジネスモデルをそれぞれ検討する。

 クリエイティブ・シティ・コンソーシアムは、二子玉川をモデル地区に、新たな働き方や暮らし方に関するグランドデザインの検討や、インフラの研究ならびに実証実験に取り組む組織で、2010年8月に発足。2012年9月末現在で、法人82社、学術16名、研究2名、個人6名、後援会員17団体が参画している。


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