サービスロボット

2012.06.01
東芝、手のひらに載せて対話できるロボ公開、顔を近づけて近距離で対話

 東芝 研究開発センターの山本大介氏は、5月27~29日開催の「ロボティクス・メカトロニクス講演会2012 in 浜松(ROBOMEC2012 in HAMAMATSU)」で、持ち運びが可能なインターフェースロボット「ApriPetit(アプリプチ)」(写真)を初公開した。手のひらに載せて、顔を近づけた状態で対話することが可能。親密な距離感で会話できるうえ、音声認識に有利な状況を創出することができる。人に対して積極的に働きかけることができ、例えば高齢者に医師の指示を伝えたり生活状態を検出したりするなど、在宅医療や見守りなどの用途で使えるとしている。

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 同社の卓上据え置き型ロボット「ApriPoco(アプリポコ)」を半分程度に小型化した。サイズは、縦105mm×横100mm×高さ150mm。片手で握りやすい形状にしており、手のひらに載せたり片手で握ったりしながら顔を近づけて対話することができる。親密な距離感で会話できるためコミュニケーションに有利に働くうえ、マイクとの距離も近くなるため音声認識にも有利に働く。
  ApriPocoでは、距離センサによりユーザーとの距離を計測できるようにしていた。しかしながら、移動機構の搭載に至っていないため距離調整ができなかった。

 頭部に2自由度、腰部1自由度の計3自由度を有しており、頭部に搭載したカメラ(両眼)を用いたうなずきや首振り、かしげなどの表現が可能。アイコンタクトの重要性を考慮し、カメラを搭載した。また2眼ステレオカメラとなっており、距離計測も行える。音声認識・合成機能に加え、顔検出・認識機能も搭載している。マイクは腹部に配置した。

 人に対して働きかけることができるため、高齢者に医師の指示を伝えたり、生活状態を把握したりするなど在宅医療や見守りなどの用途で利用することが可能。アプリケーションはクラウドサービスとして提供することを検討しており、東芝としてはロボットやクラウドなどのインフラをサービス事業者に供給し、エンドユーザーにサービス提供してもらうことを想定している。


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