トヨタ自動車は22日、愛知県豊田市で高度道路交通システム(ITS)技術を活用した「インフラ協調による安全運転支援システム」の公道走行実験を3月に開始すると発表した。総務省がITS向けの周波数として割り当てた700MHz帯の電波を利用して、運転者の認知ミスを防止するシステムを実証する。
新交通管理システム協会が主催する安全運転支援システム「DSSS:Driving Safety Support Systems)」の実証実験に参画する。トヨタ社員の通勤車両など40台を対象に5月まで実験する。2012年後半には一般市民も対象とする。
実験では、豊田市内の交差点4カ所に700MHz帯の電波を使った無線装置を設置。センサで検知した対向車線の直進車や右折先の横断歩道を通行する歩行者の情報を発信するこれらの情報は車両側の実験用車載システムで受信し、音やディスプレイで運転者に情報を提供する。「右折時衝突防止支援システム」(図1)と「歩行者横断見落とし防止支援システム」(図2)を検証する。
実証実験を通じて、様々な運転状況でのドライバーの運転公道データを収集・分析することで、インフラとの協調による事故低減効果を予測し、今後のシステム開発に役立てる。また、ドライバーへの警報や車両の減速・停止といったインフラ協調による介入制御への発展も視野に入れる。
図1 右折時衝突防止支援システム
図2 歩行者横断見落とし防止支援システム
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