ビジネス/経営

2012.01.28
安川電機、本社工場を再編、増強へ、投資総額は100億円

 安川電機は27日、本社事業所(北九州市八幡西区)のロボット生産設備を再編・増強すると発表した。アーク溶接やスポット溶接など既存分野での受注増に加え、食品製造業やバイオメディカルなど新規分野での市場拡大に対応するため。新規分野向けロボットの生産を担う工場を「第2工場」として新設し、3工場体制とする。2013年夏の稼働を予定。併せて、本社事業所の再編にも取り組む。投資総額は約100億円。2015年度には国内工場で月3,000台、中国工場で月1,000台の生産体制とする。

 ロボットの用途に応じた3工場体制とするのに伴い、現行の「モートマンセンタ」と「モートマンステーション」をそれぞれ「第1工場」「第3工場」とする。第1工場ではアーク溶接やスポット溶接、塗装、ハンドリングなど一般産業向け小型ロボットを、第3工場では中型・小型ロボットを生産する。
 新設する第2工場では半導体とFPDパネルに加え、食品製造業やバイオメディカル向けロボットを生産する。一般産業向けと異なり、清浄度が求められることからクリーン環境対応とする。第2工場は3階建てで、延べ床面積は1万7,000㎡。さらに、生産工程の最適化や品質向上を図るため第3工場内に「信頼性センタ」を設けるほか、自動化とIT化の推進により生産性を30%向上する。

 用途に応じた3工場体制とすることで、今後の需要の増大や市場の変化への対応が可能になる。併せて、中国・江蘇省常州市でも新工場の建設を進めており(中国工場の新設に関する記事はこちら)、国内および中国を生産拠点としたグローバル展開の強化により中国をはじめ新興国での需要を取り込む。
 また、本社事業所をマザー工場とし、研究開発体制を強化する。事業所全体を「ロボット村」として、学校や研究機関、市民に対しロボットに関する技術や情報を提供するとともに、緑地帯など開放部分を設定する。事業所内の施設の再編は2014年中に完了し、2015年のオープンを予定する。


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