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2012.01.27
NICT、東北大と連携協定、災害に耐える強固なICT基盤を研究へ

 情報通信研究機構(NICT)は、災害時に強い情報通信技術(ICT)に関する研究開発に関して、東北大学と包括的な連携協定を結んだ。東日本大震災の発災時に社会インフラとして重要な情報通信システムが甚大な被害を受け、十分に機能を果たすことができなかった。これを踏まえNICTが世界トップレベルの研究拠点を東北大内に整備する。

 産学官の共同研究で災害に強いICTを実現し、被災した地域の経済活動の再生を目指す。NICTと東北大は、大震災の経験を踏まえて災害に耐えられる「耐災害ICT研究」について連携・協力体制を強化し、発災時に人命や財産を保つために重要な役割を果たす情報通信ネットワークの利活用を進める。研究成果は国内外に広く情報発信して社会に最大限活用されるよう推進していく。東北大学の片平キャンパス(仙台市青葉区)内に「耐災害ICT研究センター」を設置する。

 具体的には、災害時に生じる通信の輻輳を軽減するネットワーク基盤の構築を目指す。通信回線や通信帯域が限られる状況下においても、重要な通信回線の確保や最適な通信資源の管理が行える光およびワイヤレスネットワーク基盤の実現に向け研究する。
  また、広範囲に分散配置した端末を、無線により自律協調動作させることで災害に強いメッシュネットワークに関する研究も進める。さらに、NICTの情報分析技術を活用することで、災害時にも適切かつ迅速な状況把握を支援する情報配信基盤技術の研究にも取り組む。


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