IHI 建機は、遠隔操作式の瓦礫撤去機械を開発した。東京電力の福島第一原子力発電所内の修復工事や、福島県内の高線量地域での作業などに向け提案する。特定省電力無線を採用。出力は0.01W以下で100m離れた遠隔地から操作することができる。
林業機械「F801」を瓦礫処理仕様に改良し、さらに遠隔操作式にした。アームで瓦礫を把持し、車体後部の荷台に積載することができる。通常、瓦礫処理は油圧ショベルとダンプカーを用いて行うが、1台で瓦礫処理が行える。価格は2,130~2,230万円で、受注生産する。
発信機によりエンジンの始動や回転数の調整やアームの操作などができる。安全性を考慮し、通信が10秒間途切れると自動でエンジンを停止するようにした。受信機はキャビン内、アンテナはキャビンの天井に設置。カメラを搭載しており、モニターで周辺の環境や稼働状況を確認しながら操作することができる。同社試験では最大400mまで電波が到達した。
福島県内の警戒区域や計画的避難区域などは放射線量が高く、長時間作業できない場所もある。原発内ではコマツや日立建機、キャタピラージャパンの無人化施工技術が活用されている。
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