農林水産省 農林水産技術会議は、農機具メーカーの井関農機やクボタ、三菱農機などと共同で、高濃度の放射性物質で汚染された地域で除染作業する無人トラクター(写真はイメージ)の開発を目指す。東日本大震災後の福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能汚染被害を受け、現場付近の農地でニーズが高まっているのに対応する。2012年3月までに試作トラクターを開発し、遠隔操縦などの実証実験を行う。
写真 生研センターがかつてクボタや日本航空電子、北海道大学の協力を得て開発した無人トラクター。状況に応じて光学測量やGPSなど航法システムを使い分けて運用する
「新たな農林水産政策を推進する実用開発事業」の中の緊急対応研究課題9件の1つとして盛り込んだ。放射能汚染から作業者を守るため、操縦席部分を鉛などでシールドして防曝構造にしたり、遠隔操作したりする方法などを「想定している」(同省農林水産技術会議事務局研究推進課産学連携室)。
開発には他に農業・食品産業技術総合研究機構の生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)、中央農業研究センター、北海道農業センターが参加する。
●東日本大震災について ~緊急に対応すべき研究課題の決定について(第3回)~
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