新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、来月上旬に「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」の公募を開始する。研究レベルでは高水準にある、わが国の災害対応ロボット関連技術を実践的なものと昇華することで、人がアクセスできない極限環境下での状況把握や救助・探索に当たる無人化システムの実現につなげる。有事または平時において使用実績を有する組織の参加を条件とする。予算額は10億円。期間は2012年度末まで。
平成23年度第三次補正予算の枠組みで取り組む。当初は、福島第一原子力発電所の事故処理対応に向け、高線量下で運用可能なロボットの研究開発が想定されていた。企業や大学などの研究機関が技術シーズをもとに、電力会社や原子力プラント会社などと連携して研究開発に取り組む予定だった(下図)。NEDOでは原発関連の研究開発はできないという事情から、福島原発の事故処理対応に限定せず、自然災害や重大事故に広く対応できる無人化システムの開発を目指すことになった。
第三次補正予算で福島原発の事故収束に向けた研究開発には30億円が計上されており、それに向けては別途開発を予定。同プロジェクトで開発した移動技術などの要素技術を、事故収束に向けた研究開発に提供し、早期の開発につなげることも予定している。
●「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」に係る公募について(予告)
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