国際ロボット連盟(IFR)は、2011年の世界の産業用ロボット販売台数が2010年比18%増の14万台と過去最高になる見込みと発表した。2012~2014年に年平均6%の増加が見込まれており、2014年の年間販売台数は16万7,000台に達すると予測する。世界の工場で稼働するロボット台数は2014年に2010年比25.6%増の130万台になる見込み。国別のロボット需要台数は2014年に中国が3万台を超えて世界首位になる見通し。
2011年はリーマン・ショック後の停滞期から回復して成長率が高い。2012年以降は成長率こそ落ちるものの、安定的な成長が続くと予測する。「電気自動車(EV)などの新技術の自動車やハイテク製品がロボットの需要を牽引する。食品や医薬品分野も伸びる」(榊原伸介IFR会長、ファナック評議員)と分析する。
国別では2014年に中国が日本を追い抜き、世界最大のロボット需要地になる。自動車向けの溶接や塗装のロボットを中心に伸びを牽引する。ただ「中国国産ロボットの占める割は高くない」(同)とした。
サービスロボットは産業用途に比べてビジネス規模は小さいが、成長率は高い。掃除機ロボットなどの家庭向けは2010年販売台数が220万台に対し、2011~2014年に1,440万台の純増を見込む。販売高は2010年実績の10倍以上の5億4,000万ドル(約410億円)を見込む。軍事や搾乳などの業務用サービスロボットは2011~2014年に約8万7,500台以上増加すると予想する。介護医療分野のロボットは小幅の伸びにとどまる見通し。
英調査会社に委託した市場調査結果も紹介した。ロボットによる新産業の創出により2016年までに100万人の雇用が生まれると予想した。IFRは15カ国以上のロボット業界団体で構成した非営利組織。
●All-time-high for industrial robots(IFR)
●Robots to Create More Than a Million Jobs by 2016(IFR)
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