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2011.08.22
ZMP、研究開発向けマイクロEVにトヨタ車体のCOMS版を追加

 ゼットエムピー(ZMP)は22日、次世代モビリティの研究開発に向け、トヨタ車体製マイクロEV「COMS(コムス)」ベースの「RoboCar MEV-C」の発売を開始した。研究用途に応じて3タイプがあり、ドライブバイワイヤシステムや高精度車速センサなどを搭載した「TypeA」が268万円、TypeAにステアバイワイヤシステムを搭載した「同B」が468万円、同Bにブレーキバイワイヤや各種センサを搭載した「同C」が668万円から(いずれも税別)。

0822zmp-3.PNG ZMPでは、今年1月より同様の研究に向け「RoboCar MEV」の販売を開始している。COMSは10年以上の販売実績があり、より安全に研究開発に利用できるとの判断から、COMS版を追加した。
 RoboCar MEVと同様、CANプロトコルを公開しており、各ハードウエアにアクセスして様々な研究に活用することができる。オプションでステレオカメラ「RoboVision」や9軸ワイヤレスモーションセンサ「IMU-Z」、GPSと気圧センサ、温度・湿度センサ搭載の「POSITION-Z」を搭載することができ、次世代モビリティの安全技術や自律移動ロボットの研究での活用を見込む(下図、TypeCに相当)。

 サイズは2.3(全長)×1.0(全幅)×1.6(全高)mで、質量は約310kg。後輪に内蔵した出力0.29kWの2つのインホイールモータで走行する。 道路運送車両法で1人乗り4輪原動機付自転車となるミニカーに区分され、普通自動車の運転免許証で運転が可能。
 同社の1/10サイズのカーロボティクスプラットフォーム「RoboCar1/10」により屋内環境で各種アルゴリズムを検証した後、同MEV-Cにより屋外環境で検証を行うことで研究開発を効率的に進められる。

0822zmp-2.PNG


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