セイコーエプソンは、組立や搬送作業に向け水平多関節ロボット(スカラロボット)「LSシリーズ」に「LS6」を追加、9月より発売を開始する。6月に発表した「同3」と比較して、アーム長を1.5倍の600mmに、可搬重量を2倍の6kgにそれぞれ拡大。人手による作業領域をカバーしており、一度の搬送量を増加した。同3と同様、小型電子機器などの組立や搬送作業などに向けて提案する。
4軸構成となっており、第1・第2関節の最高速度は6,800mm/s。繰り返し精度は0.02mm。最大可搬重量は6kg。直線や円弧動作、重量物を把持した際の動作を最適化する加減速チューニングなど同社独自の制御技術を実装しており、高速かつ反力および振動が小さい動作を可能にしている。標準サイクルタイムは0.42秒。コントローラにはLSシリーズ共通の「RC90」を利用する。
小型電子機器の生産拠点となっている中国などの新興国において、人手不足の解消や作業効率の改善、品質の安定といった要求を背景に、産業用ロボットの導入が進展している。特に、新興国におけるスマートフォンや小型電子機器の組立や搬送用途に向け提案する。
なお富士経済の市場調査によると、2010年のスカラロボット市場において、金額ベースの出荷実績では同社はデンソーウェーブと並び1位となっている。数量ベースではヤマハ発動機に次いで2位となっている。
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