公共/フロンティア

2011.07.29
IRS、8月1日にクローラ型ロボと飛行ロボによる情報収集活動を報告

 国際レスキューシステム研究機構(IRS)は8月1日、東北大学・極限ロボティクス国際研究センターと米Pennsylvania(ペンシルベニア)大学と共同で実施した、災害対応ロボットによる被災建物内での情報収集に関する実験内容を報告する。IRSと東北大学、千葉工業大学が共同開発した災害対応ロボット「Quince(クインス)」とPennsylvania大学の小型飛行ロボット「Pelican(ペリカン)」との連携により互いに機能を補いつつ、被災した東北大学工学研究科 電気系1号館の被害状況を調査した。今回の成果は、例えば、Quinceが投入されている福島第一原子力発電所原子炉建屋内のアクセスが困難な場所での調査活動に役立つと期待さる。IRSなどでは今後、こうした調査活動に適用されることを想定している。

0729quince.PNG QuinceにPelicanを搭載しながら電気系内の1階から目的階まで上昇し、到着後はPelicanが離陸して、Quinceは地上を走破しながら、Pelicanは飛行しながらそれぞれ調査を実施した。それぞれに計測した3次元距離情報を統合し、建物内の3次元地図情報などを生成。建物内での無線通信や離着陸など双方の課題を、協調作業により機能を補いながら被災状況を調査した(写真は、被災後に田所教授が実施した東北大内での調査活動。同教授の講演資料より引用・転載)。

 実験に参加したのは、極限ロボティクス国際研究センターの田所諭教授と吉田和哉教授、永谷圭司准教授、大野和則准教授と、Pennsylvania大学のVijay Kumar教授とNathan Michael助教授。7月28~31日の4日間にわたり実施した。
 報告会は、8月1日に東北大学工学部中央棟の4階会議室で10時30分から実施する。

※昨日付の記事にて、実証実験の実施日時に誤りがありました。正しくは、本記事で紹介した7月28~31日の4日間にわたり実施されたものであり、お詫びして訂正いたします。


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