安川電機が19日に発表した2011年4~6月期決算は、海外向けサーボモータやインバータ、ロボットの受注増で増収となり、各利益項目とも黒字転換した。東日本大震災による影響は生産拠点が九州に集中しているため軽微で、販売機会の損失もほとんどなかった。
売上高は前年同期比20.7%増の764億5,700万円、営業利益は47億2,100万円(前年同期は6億円の赤字)、経常利益は47億5,500万円(同7億円の赤字)、当期利益は37億6,500万円(同10億円の赤字)。節電対応として東京電力管内の東京工場(埼玉県入間市)に自家発電設備を全面導入しており、電力不足の影響も回避できるとしている。
ロボット事業については、国内自動車業界向けの需要はいまだに回復していないとしながらも、海外自動車向けの受注が堅調に推移。溶接やハンドリング、塗装ロボットの受注が伸びた。また、液晶・半導体業界向けの受注も堅調に推移した。売上高は前年同期比27.7%増となる220億1,500万円、営業利益はプラスに転じ、10億6,700万円となった。
そのほか、モーションコントロール事業は、サーボモータおよびコントローラは海外からの受注増に加え、新製品の拡販が進展。インバータは省エネ需要や、アジアを中心としたインフラ関連需要の取り込みに成功し、堅調に推移した。売上高は同24.4%増となる432億9,800万円、営業利益は39億5,800万円となった。
システムエンジニアリングは、鉄鋼業界向けや水処理設備向けが前年とほぼ同水準でとなり、売上高は同3.1%増の65億7,300万円、営業損益は前期より約9,000万円を圧縮して1億6,800万円の赤字だった。
●平成24年3月期第一四半期の連結業績(平成23年3月21日~平成23年6月20日)(括弧内は対前年同期増減率)
売 上 高:764億5,700万円(20.7%)
営業利益: 47億2,100万円(53億3,400万円増)
経常利益: 47億5,500万円(54億5,800万円増)
当期利益: 37億6,500万円(48億2,900万円増)
●平成24年3月連結業績予想(平成23年3月21日~平成24年3月20日)(括弧内は対前期増減率)
売 上 高:3,200億円(7.8%)
営業利益: 200億円(55.3%)
経常利益: 200億円(48.9%)
当期利益:120億円(83.4%)
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