東京電力は26日、福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋に千葉工業大学などが開発した災害対応ロボット「Quince(クインス)」を投入し、原子炉を冷却するための配管を調査。予定していた3つのうち2つの配管の状態を確認したが1つは大きな瓦礫を踏破できず、調査できなかった。22日には米iRobot社の「PackBot(パックボット)」を使用したが階段を踏破することができず、確認できなかったという。
3号機原子炉の冷却に向けた作業の一環として実施したもので、26日の11時15分~13時までの2時間以上にわたって計測した。Quince1台と作業員6名で実施。27日に公開した階段部の放射線量は、東電ホームページを参照してほしい。
東電は今月8日にQuinceを用いて、2号機原子炉建屋内の線量計測およびダスト採取を実施。東電によると、ミッション遂行時にクローラの動作不良や有線通信の不通といった不具合が発生し、3階などの線量計測が未達に終わったとしている。8日のミッションでは、水位計センサの投下機構など原子炉建屋地下の汚染水の調査に向けた追加装備を搭載した状態で運用し、階段上でのスリップなどを招いている。26日のミッションでは「8日からシステム構成は変更していないはず」としながらも、「これらを外して運用したのかどうか、また、不具合への具体的な対応策はわからない」(東電広報担当)としており、情報が入り次第、改めて紹介する。なお、8日のミッションの後には、千葉工大側で修正プログラムなどを用意してもらっていることを明らかにしていた。
●福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 Quinceによる現地調査
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