佐竹製作所は、7月13~15日開催の「次世代ロボット製造技術展(ROBOTECH))」で、ワイヤ駆動型ロボットに向けワイヤの剛性調整を可能にするバネユニット「ゴウセイアジャスター」を出展した。ワイヤ部に取り付けることで、人間の腱のような弾力性を持たせることが可能。コンプライアンス制御のような、外力に対して柔らかく反応することができ、人と共存するロボットなどでの利用が見込まれる。ただし、現時点ではワイヤ駆動型ロボットは少数派なうえ、人と共存環境下で運用できるロボットが非常に少ないことから、展示会などを通じて他の用途を模索する。例えば、自動車のブレーキにアンチロック機能を付加するなど、ワイヤの剛性調整を必要とするような用途に向け提案する。
5月に東京大学とライセンス契約を交わすことで製品化した。昨年8月には、同大学情報理工学工学系研究科が開発した、変位を3次元で検出できる柔軟触覚センサについてもライセンス契約を締結しており、これに次ぐものとなる。同センサは、日本政策金融公庫の融資を受け、東大と4月に設立したタッチエンス社で扱っている。
ゴウセイアジャスターには「同R」(写真左)と「同A」(写真右)の2種類があり、同Rはワイヤに摩擦がかからない構成となっているためワイヤの長寿命化が可能。付属の角度センサを付加することが軸の回転角度からワイヤの張力を計測することができる。サイズは50(幅)×22(奥行き)×22(高さ)mm。使用範囲は0~115N。耐久性は30万サイクル。
同Aは既存のワイヤ駆動に後付できるタイプで、アセンブリしたロボットを再構成することなく剛性の調整が行える。サイズはφ20×40(長さ)mm。使用範囲は0~450N。耐久性は10万サイクル。
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