三菱重工業は19日、相模原製作所(相模原市中央区)で放射線量を1/50~1/100以内に遮蔽できる特殊フォークリフトを公開した。2日には無人化施工を実施している大成建設と鹿島、清水建設の共同企業体に納入済みで、公開した2台目は20日に引き渡す。福島第一原子力発電所の建屋周辺の瓦礫除去に当たる。
板厚100mmの鋼板と厚さ230mmの鉛ガラスからなる全辺溶接構造の密閉キャビンを搭載したのが特徴で、全辺溶接構造により密閉性を確保した。戦車などの開発で培った遮蔽技術によるもので、放射線量を1/50~1/00に遮蔽することができる。また、放射線に汚染された物質を除去する機能を持つ特殊なフィルターを装着しており、浄化された空気のみをキャビン内に供給する。
サイズは、7.3m(全長)×全幅2.5m(全幅)×全高3.8m(全高)、重量30t。荷役荷重は9t。大宮英明社長の「社益に目をつぶっても国難に対処せよ」の命を受け、100人超が集まって1カ月間で完成させた。
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