東京電力は10日、福島第一原子力発電所の事故処理対応で、放射線に汚染された瓦礫の除去にロボットを投入したと発表した。建設機械による無人化施工よりサイズが小さく、かつ原子炉建屋内や入り口付近での作業に適用する。このほか建物内の放射線量測定やカメラ撮影などを行う新たなロボットも投入した。
瓦礫撤去に活用するのは米QinetiQ(キネティック)社の「Bobcat(ボブキャット)」(写真左)2台と、スウェーデンのBROKK(ブロック)社の「Brokk90」1台、「Brokk330」(写真右)2台の計5台。このうち10日にはボブキャット2台を稼働した。設置準備が進んでいる冷却装置の取り付けに向け、瓦礫の除去により円滑な作業につなげる。
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なお、このような無人化施工の適用が困難なエリアでの瓦礫除去に向けては、双腕による細かい作業が行えるテムザックの「T-53援龍」も投入候補の1つにあがっていた。先月4日の経済産業省の主催による、産業技術総合研究所内での東京電力向けのデモに参加し、つくば市内で待機状態にあった。T-53援龍は2009年7月に、北九州市消防局戸畑消防署に配備されたものの、いまだに正式導入(購入)には至っておらず、稼働実績が乏しいため選ばれなかったようだ。
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