仏Aldebaran Robotics(アルデバラン・ロボティクス)社が開発を決定した対災害ロボットは、「極限作業ロボット」(旧通商産業省、1983~1990年)と同様、4足歩行タイプを目指していることが明らかになった。複数ハンドやセンサを搭載し、遠隔操作により危険地所での障害物や瓦礫の除去など各種作業を行えるようにする。2011年末までに試作機を開発し、これをもとに、2012年末までを目標とする実用機の完成につなげる。開発パートナーとの提携内容により化学プラントや原子力プラントでの事故対策に向けたものとなる。
ロボナブル編集部の質問に対しBruno Maisonnier(ブルーノ・メゾニエ)CEO(写真、2010年3月の来日時に撮影)が回答してくれた。対災害ロボットの駆動系は、多くは車輪型やクローラ型がしめるが、適用環境や状況によっては4足歩行の方がより効率的な探索や調査などが見込まれるとしている。同社では、「Centaurus Robots(ケンタウルス・ロボット)」と表現している。
また、対災害ロボットならびに4足歩行ロボットの開発は新たな方向性であるとしながらも、人間支援ロボットの提供は同社の基本的な目標であり、それに即した方向性であるとしている。
開発するケンタウルス・ロボットには各種作業が行える複数ハンドと、頭部には人などを検出できる複数センサを搭載する予定。遠隔操作により危険地所での瓦礫や障害物の除去など各種作業が行えるほか、操縦者がより重要な作業に集中できるよう自律機能も備える。
同社では、研究用ヒューマノイド「NAO」などの開発を通じてハードおよびソフトでロボットの開発に必要なモジュールをサポートしており、これらを活用して実機をやや小型化した試作機を開発する。2011年末までに開発し、それをもとに2012年末までを目標とする実用機の完成につなげる。
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