ゼットエムピー(ZMP)は、MATLAB/Simulinkとの連携が可能になった開発環境「RoboCar(ロボカー)1/10&RoboCar 1/10 SDK 2011」を6月末より発売する。過去にMATLAB上で開発したアプリケーション(開発資産)やSimulink上のシミュレーション結果を、実車の1/10サイズのRoboCar1/10上で比較・検証することができる。RoboCar 1/10とSDKから構成され、一般価格は80万円。アカデミック価格は63万8,000円(いずれも税別)。4月19日より受注を開始する。なおRoboCar 1/10ユーザーには無償提供する。
MATLAB/Simulinkとの連携により、モータ速度やホイール速度、ジャイロおよび加速度センサなどRoboCar 1/10の各種データを取得したり、MATLAB/Simulink上から実時間シミュレーションや制御をしたりすることができる。
ZMPは、2009年にRoboCar1/10の提供を始めて以来、2010年2月には日本ナショナルインスツルメンツ(NI)のグラフィカル開発環境「LabVIEW」と、同年5月にはベクター・ジャパンのECU測定・診断ツール「CANape」と連携するなど、開発環境の充実化を図ってきた。今回、自動車のECU開発で汎用的に利用されているMATLAB/Simulinkとの連携より、ECUの制御アルゴリズムの開発の効率化が期待される。ZMPでは、電気自動車(EV)や次世代モビリティ分野へのさらなるテコ入れを図る。
MATLABは、数値計算やデータ解析および可視化、アルゴリズム開発ができる対話型の開発環境。SimulinkはMATLAB環境に統合された、システム設計におけるシミュレーションや動作検証を支援する汎用ブロック線図シミュレータで、時間や周波数応答の表示やC/C++コードのブロック化などが提供される。制御設計や信号・画像処理、通信システム設計、実験計測などの分野で利用されている。
なお、開発元のMathWorks Japanは12日、Simulinkの検証ツール「Simulink Verification and Validation」と「Simulink Design Verifier」が自動車の電子制御系に関する安全規格「ISO 26262」に適合したことを発表している。TUV SUDより認証取得している。
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