国際レスキューシステム研究機構(IRS)は17日、19~23日にかけて宮城県と岩手店の沿岸部で水中ロボットによる探索活動を行うと発表した。宮城県南三陸町と亘理町、岩手県陸前高田市の沿岸部で行方不明者の探索を行い、遺体を発見した場合は、その位置座標を自衛隊に通報する。ロボット支援探索救助センター(CRASAR)のディレクタを務めるテキサスA&M大学のRobin Murphy(ロビン・マーフィー)教授らと合同チームを編成して取り組む。また、IRSが編成したレスキューチーム「インターナショナル・レスキュー・システム・ユニット(IRS-U)」に参加する、神奈川県の現役消防隊員も活動にあたる。
今回の活動は、南三陸町の佐藤仁町長と岩手県災害対策本部からの探索依頼を受けて取り組むもの。ロボットには東京工業大学の広瀬茂男教授の水中探査ロボット「アンカーダイバ3号機 AK-3」(写真左)とMurphy教授の水中ロボット(写真右、写真の男性は別スタッフ)を利用する。
アンカーダイバは、母船からワイヤで牽引しながら海底をモニタリングするため、母船となるクルーザ船の提供を呼びかけていた。IRSの依頼で亘理町が自衛隊と交渉した結果、自衛隊のボートが利用できるようになり、探索が可能となった。また、来日が遅れていたMurphy教授は18日に成田に到着する運びとなり、19日からの活動に参加する。
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19~21日にかけては、広瀬教授らのチームは亘理町を、Murphyらのチームは南三陸町をそれぞれ探索。21日にはMurphyは陸前高田市に移動し、23日まで探索活動を行う。おもな活動スケジュールと参加者は以下を参照してほしい。
IRS-Uは、ボランティアとして個人の意思で参加する消防や救助、救急隊員で編成されるレスキューチーム。2006年3月に結成され、現在12名の現役消防隊員が参加している。IRS-U隊長を務める真壁賢一氏が今回の探索活動に参加する。
●活動スケジュール
・4月19日(火)Murphy教授:南三陸町/広瀬茂男教授:亘理町
・4月20日(水)Murphy教授:南三陸町/広瀬茂男教授:亘理町
・4月21日(木)Murphy教授:南三陸町、陸前高田市/松野文俊教授、真壁賢一氏:陸前高田市(打合せ)
・4月22日(金)Murphy教授:陸前高田市
・4月23日(土)Murphy教授:陸前高田市
●活動参加者
・Robin Murphy氏(テキサスA&M大学教授、CRASAR ディレクタ)他スタッフ5名
・田所諭氏(東北大学教授、IRS 会長)
・松野文俊氏(京都大学教授、IRS 副会長)
・根和幸氏(京都大学助教)
・広瀬茂男氏(東京工業大学教授、ISR 理事)他スタッフ3名
・木村哲也氏(長岡技術科学大学准教授)
・真壁賢一氏(神奈川県内在籍消防隊員、IRS-U隊長)
・東北大学田所研究室 学生1名
・長岡技術科学大学木村研究室 学生1名
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