ファナックが27日に発表した2011年3月期連結決算は3期ぶり増収増益となった。純利益は前期の3.2倍となる1,201億円となり、リーマンショック前の2008年3月期に記録した過去最高益に(1,270億円)に迫った。中国などアジア市場でFAやロボマシン需要が伸び、国内も工作機械メーカーの輸出増で回復した。売上高は前期比76.1%増の4,462億円、営業利益は同3.4倍の1,897億円、経常利益は同3.3倍の1,954億円だった。
FA部門は中国・台湾向けコンピュータ数値制御(CNC)装置が好調。国内工作機械メーカーの同地域向け輸出増により、同部門の売上高は同88.4%増の2,476億円になった。
ロボマシン部門もアジア向けロボドリル(小型マシニングセンタ)が好調。ロボドリル生産は過去最高水準を継続し、同2.5倍の1,205億円に積み上がった。また、ロボット部門も米州の需要回復を受け、同6.0%増の779億円となった。なお、2012年3月期の通期業績予想は非公表としている。
●平成23年3月期の連結業績(平成22年4月1日~平成23年3月31日)(括弧内は対前期増減率)
売 上 高 :4,462億円(76.1%増)
営業利益:1,897億円(3.4倍)
経常利益:1,954億円(3.3倍)
純 利 益 :1,201億円(3.2倍)
配 当:184.13円(56.33円)
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