RT(Robot Technology)要素応用

2011.04.26
パナ電工、鏡と大型薄型TV融合したトレーニングシステムを年内発売

 パナソニック電工は、映像を使ったトレーニングシステム「デジタルミラー」を年内にも発売する。全身鏡と42型薄型テレビを組み合わせた表示装置で、映像に自分の姿を重ね合わせて、手本との違いを確認しながらトレーニングやリハビリが行える。入力は圧力センサを内蔵したボードや表示装置の上部に設置した3次元距離画像センサなどで行う。すでに大阪大学医学部附属病院で実証実験を進めており、高齢者施設や病院などに向け機能回復訓練を支援するシステムとして提案する。

panasonic.jpgバリフリー2011に参考出品したデジタルミラー。昨年の国際福祉機器展に出展したシステムは、3次元距離センサは外付けだったが、バリアフリー2011では表示装置に内蔵してデザイン性を高めた

  ミラーに映った自分の姿と手本の映像が同時に映し出されるため、正しい姿勢を確認しながらトレーニングやリハビリが行えるのが特徴。基本的な運動機能を計測することができ、例えば「開眼片足立ち」などを測定して個人記録として保存できる。また、トレーニング時の画像はデータベース化されるため、現在の姿と過去の姿を比較することで自身の変化を確認することもできる。

 パナソニック電工では、数年前から搭載した3次元距離画像センサ「D-Imager(ディー・メージャー)(*)」の用途提案に取り組んでおり、CEATEC JAPAN 2008ではデジタルテレビ向けのジェスチャーインターフェースとして、SECURTY SHOW 2009では特定エリアの侵入検知が行える防犯システムとして提示してきた。今年からは、イスラエルのオーメックインタラクティブ社とデジタルサイネージやゲーム、エンターテイメント機器に向けたジェスチャーインターフェースで協業を始めている。

【注釈】
*:近赤外の投光LEDと特殊CCDから構成され、投光LEDより照射した光が対象物に反射して返ってくるまでの到達時間を画素ごとに計測し、画像情報を重ねることで、対象画像と対象までの距離を画素ごとに出力する。これにより3次元距離画像をリアルタイムに取得することができる。また、「周囲光消去型 高感度3次元測距CCD」という技術を組み合わせることで、外乱光が強い環境下での使用を可能にし、かつ大きなジェスチャーの認識に適した広画角を実現している。画角は、水平方向が60度、垂直方向は44度。


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