国際レスキューシステム研究機構(IRS)は、宮城県南三陸町の佐藤仁町長より、水中ロボットによる行方不明者の捜索依頼を受けたことを明らかにした。IRS会長を務める東北大学の田所諭教授とテキサスA&M大学のRobin Murphy(ロビン・マーフィー)教授あてに依頼がなされた。Murphy教授は水中ロボット(写真、写真の男性は別スタッフ)を持参して来日することを予定しており、Murphy教授を中心にボランティアによる捜索活動が展開されると見込まれる。
南三陸町は、今回の東日本大震災に伴う津波被害を受け、多数の町民が行方不明となっている。自衛隊と米軍による大規模な捜索活動が展開されたが、いまだに多くの町民が海中に流されたままになっており、また米軍が撤退したことから、IRSに対し捜索依頼がなされた。
水中ロボットは、水中での被害調査や水中にあるパイプ内の調査が行えるロボット。そのほか200mの高度まで飛行して調査をする「エアロロボット」と倒壊建物内を探査できる「イナクトゥン」も持ち込まれる予定。
佐藤町長と面談した長岡技術科学大学の木村哲也准教授は、「『捜索していない場所に遺体が遺体があるかもしれない』という思いを引きずったままでは復興に向かえない。(水中ロボットによる)徹底的な調査を行うことで、被災者が心残りなく次のステップに移れるようにしたい」と話す。
なお、水中ロボットによる探索は、先月19日に京都大学の松野文俊教授が、青森県三八地方漁港漁場整備事務所の協力で八戸漁港を調査し、その際に同事務所より、安全な航行に向け漁港内の水中調査を依頼されている。
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