日立建機は、本体重量7t級油圧ショベルをベースにした双腕作業機「ASTACO(Advanced System for Twin Arm Complicated Operations、アスタコ)」を改良し、3月に東京消防庁と川崎市消防局に1台ずつ納品する(写真は2008年4月に試験導入されたタイプ)。改良機は両アームの最小旋回半径を20%小さくしたほか、左右のアームの能力も同4t級ショベル並みに統一した。作業内容によりアーム先端部の形状が異なるといった事情から、導入価格は明らかにしていない。
3.5t級ミニショベルの右アーム、5t級ミニショベルの左アームを使って一方で瓦礫などを把持し、もう一方で切断するなど複雑な作業が行える。操作は、運転席の左右に配置した2本のジョイスティック式レバーで行う。各レバーと左右のアームの動作が協調しており操作性に優れる。
2008年に初号機を東京消防庁に試験導入し、同年12月に墨田区で発生した火災に出動した実績がある。約2年間の検討を経て導入に至った。
現在は同7t級のほか、同13t級と同40t級をベースにした双腕作業機も開発中。災害救助および復旧や、ビル解体の現場やスクラップ処理場などで活躍する姿が見られそうだ。
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