日常の生活環境の中で人の喜怒哀楽を客観的に判断できるかもしれない。そんな頭部装着型ブレインインターフェースのプロトタイプを筑波大学大学院の山海嘉之教授が中心となって開発した。脳表面の血液濃度を計測するシステムで、人の「情動」を読み取ることができれば、医療分野に加え、製品開発の現場やマーケティングなどへの活用が期待できる。今後、システムの小型化などの改良に取り組むとともに、情動を読み取る研究も進めることで、5~10年後の実用化を目指す。
シリコーン素材に血流量に応じて5段階に光るLEDを64個取り付けた。リュック型ハードウエアなどと連動させて単位体積当たりの脳の血液濃度を調べることにより、脳が活性しているかどうかを色で判断する。
山海教授らの研究は、内閣府の最先端研究開発支援プログラム「最先端サイバニクス研究拠点」に採択されており今回、進捗状況を公開した。そのほかロボットスーツ「HAL福祉用」と3次元動作解析などを連動させたシステムや、センサに指などを当てるだけで血液濃度がわかる試作機も公開した。
なお、同研究拠点の成果は、3月8日(火)と9日(水)開催の「サイバニクス国際フォーラム2011」で詳細が紹介される。
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