海外ロボット関連

2011.01.18
バンコク大、注文受付ロボと料理搬送ロボをタイ市内のレストランで実証実験

 タイ・Bangkok(バンコク)大学は、ライントレース技術をベースに開発した3体のロボットを開発し、タイ市内のレストランで実証実験を行った。注文を受けるロボット(写真左右)と料理を搬送するロボット(写真中央)の2種類で、次回は実証実験の成果を踏まえて、これらの機能を統合したロボットの開発に取り組む。(写真提供:木村哲也准教授)

tahi.PNG Bangkok大学とMKレストランとによる「MKロボットプロジェクト」として開発した。Bangkok大学ではロボット研究所を創設し、長岡技術科学大学 システム安全系の木村哲也准教授のアドバイスのもと「ロボコン」を活用したロボット教育に力を入れている。ロボコンで培ったライントレース技術などを活用して2種類のロボットを開発した。木村准教授が指導したアッカラポン・エスリ氏が技術責任を務める。

 注文を受けるロボットは2体あり、いずれも頭部に液晶パネルを備える。技術的な詳細は不明だが、客の近くまで移動し、タッチパネルの操作により注文を受け付けると思われる。料理を搬送するロボットは腹部に収納スペースがあり、ここに料理を入れて搬送したり食べ終えた食器類を回収したりすると思われる(現在、問い合わせ中のため詳細がわかり次第報告する)。いずれもLinux上で動作している。また、ISO 14121にもとづくリスクアセスメントを実施し、リスク低減を図ったうえで開発、実証実験を行っている。

 開発例を紹介した木村准教授は、「タイ国内の技術や資本のみで実用レベルのサービスロボットを開発できる可能性を示すものであり、同国に負けないよう、わが国はサービスロボットの産業化により一層努力しなければならない」とコメントしている。


【関連記事】
案内ロボやエンタメ系が目立った韓国ROBOT WORLD2010 (2010/11/12)
韓国・知識経済部、大統領府にロボット常設、ロボへの理解促進に向け (2010/10/06)
韓国知識経済部、監視ロボを石油備蓄基地で稼働、サムソンテックウィン開発 (2010/08/14)
►トレンドウォッチ
「韓国市場への期待は大きい。ただ、国内でのビジネスを第一と考えており複雑な心境でもある・・・」
-テムザック 高本陽一社長、韓国知識経済部とのMOUを語る-

韓国、知能型ロボットの普及に本腰。ファンドや品質保証機関など設立へ
「知能型ロボット開発及び普及促進法」要約

►記者ルポ
ロボットとの触れ合い、購買への寄与を意識した見せ方が印象的
-韓国「ロボットワールド2008」レポート-




好評連載がついに書籍化!


―東大研究者が描く未来―


国内外の事業例を解説


消費者が描く未来生活を紹介