RT(Robot Technology)要素

2009.02.12
パナソニック電工、ニューラルネットを用いた音・振動の自動検査装置を開発

 パナソニック電工(http://panasonic-denko.co.jp/)は、ニューラルネットワーク技術(*)と波形検査技術により、音・振動検査を自動化した「波形検査装置プロファイルチェッカPK50」を開発した。「OK(良)」「NG(不良の音)」の特徴などを登録しておけば閾値を自動的に生成することができるうえ、追加学習を行うことにより熟練検査工並みの高精度な判定が行える。価格は約800万円。2010年度には月当たり1億円の販売を目指す。

  同装置は、ニューラルネットワーク技術を採用したのが特徴。検査初心者が熟練検査工の指導のもと彼らの判定結果を体験・学習しながら覚えていくように、バラツキや特徴点も探りながら追加学習することで検査精度を高めていくことができる。
 最大2000データから判定を行うが、このような仕組みにより判断基準のばらつきに対応することが可能。「OK」「NG」だけでなく「GRAY(判定に迷う微妙なデータ)」や「UNKNOWN(未知データ)」の判定も行える。GRAYやUNKOWN判定が出た製品は、そのデータを入力しておけば、次回より「OK」「NG」を判定することができる。

 また、データ解析やシミュレーション、トレーサビリティにも対応。SDメモリーカード内の音データ(WAV形式)でシミュレーションをしたり解析データ出力したりすることができ、解析装置としての使用も可能。検査データや元波形をSDメモリーカードに記録できるので、統計的な品質管理やトレーサビリティに応用することもできる。
 おもな用途には、モータやファン、ベアリングなどの予防保全検査、プレスや成形機、工作機械の加工中の不良検査、エンジンやトランスミッション、パワーウインドなどの加工精度の検査などを見込む。

■注釈
*:人間の脳が学習して問題解決する際の神経細胞(ニューロン)の活動をモデル化したもの。人間が物事を憶え、経験して成長していくようにデータを学習することで、曖昧な判定が行える。




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