| ●アイエイアイ 11/13up | ●オリエンタルモーター11/16up | ●川崎重工業 11/19up | ●川田工業 11/24up |
| ●京町産業車輌 11/10up | ●シナノケンシ 11/17up | ●スター精機 11/16up | ●セイコーエプソン 11/10up |
| ●デンソーウェーブ 11/17up | ●東芝機械 11/19up | ●並木精密宝石 11/24up | ●ネオフレックス 11/13up |
| ●ビー・エル・オートテック 11/13up | ●マイクロテックラボラトリー 11/16up |
●三菱電機 11/10up | ●安川電機 11/10up |
| ●ヤマハ発動機 11/24up | ●ユーシン精機 11/10up |

川田工業は、人と共存し協働できる製造現場用途向けの人型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を出展。併せて、自社のフィールドエンジニアをユーザーの生産現場に配置し、現場ニーズに機能を合致したうえで納品するビジネスモデルも提案する。
NEXTAGEは、サイズは730(高さ)×576(肩幅)mm、250(奥行き)mm、重量20kgと、人の上半身と同等のサイズ。片腕6軸、首部2軸、腰部1軸の計15軸を有し、最大可搬重量は片腕1.5kg、両腕で3.0kg。各現場のニーズに対応できるスケーラビリティを備えており、ラインの組み替えに有利な視覚を利用した簡便な設置と教示機能や、既存の安全装置やセンサに対応できる各種インターフェースを備える。
また、提案するビジネスモデルは、自社のフィールドエンジニアをユーザーの現場に派遣することで、ユーザーニーズに対応した提案や開発を可能にするというもの。ユーザーへの導入計画の提案やアフターサービス、メンテナンスを通じてニーズを調査したり、必要な改良や追加機能を見出したりすることで要求仕様を取りまとめ、カスタマイズして納品する。また、ユーザーが安心して導入できるようリスクアセスメントも実施し、これにより現場の生産性向上と安全性確保を両立する。
ユーザーニーズに対応した提案や開発が可能になり、各現場に適したロボットの提供につながることが期待される。「2009国際ロボット展」では、まずは家電や自動車などの部品メーカーや流通分野に向けて提案する。

ヤマハ発動機は、小型単軸ロボット「トランサーボ」シリーズ(写真)を出展する。
新たに開発したクローズドループ・ベクトル制御方式を採用したのが特徴で、ステッピングモータを利用しながら、サーボモータ並の性能を備える。ステッピングモータは低コストや停止時のハンチング(微振動)などがない反面、高速でのトルク低下や停止時の消費電力の大きさなどの欠点を抱えるが、同制御方式により高速域でのトルク低下を抑制し、全領域での高速運転を可能にした。また、停止時の無駄な消費電力も抑えている。加えて、クローズドループ制御によりスッテピングモータ特有の脱調も解消した。
画像処理機能付きの「IVYシステム」は、カメラとロボットの座標軸を簡単に調整することができ、不規則に置かれたワークにも対応可能。電動グリッパーを組み合わせ、オール電化も提案する。課題解決につながる実践的な展示とし、製品の長寿命、高剛性をアピールする。

並木精密宝石は、φ1.5mmという世界最小径のブラシレスモータ「SBL015-06XX」を出展する。モータ先端のギヤヘッドを貴金属ガラス製にすることで、最大2070μN・m(ギヤ比1,609対1)という高トルクを実現。一般的な炭素工具鋼製ヘッドと比べて耐久性を22倍に向上した。
使用した金属ガラスには、同社と現東北大学総長の井上明久教授などが国家プロジェクトで共同開発した多元合金を採用。ガラスのような構造を持つ金属で、通常の金属より強度があり、錆にくい。また、加工が容易なため精密部品に適しているという特徴を備える。
来夏には、内視鏡の先端で腫瘍を切除する医療機器や、産業マイクロ機器向けに市場投入する。


川崎重工業は、最大可搬重量50kgタイプと同80kgタイプを追加した中型汎用機「Rシリーズ」(写真1)や新開発のピッキングロボット「Pick‘n’Place」(写真2)などを出展する。
Rシリーズは、可搬重量3~80kgまで計10機種から構成され、いずれのタイプも同社従来機種「Fシリーズ」から速度や手首負荷能力、繰り返し精度を向上させた。高出力・高回転の小型モータの採用により速度は40%、繰り返し位置決め精度は2倍向上している。また、新開発の「Eコントローラ」の使用により高性能・高機能化と小型化を両立させている。
「2009国際ロボット展」では、5機種の出展を予定しており、11月より発売を開始した最大可搬重量80kgの「RS80N」(写真1)も出展する。従来機に比べて可搬重量を20kg増大し、かつ最大リーチは従来機と同等ながら、6軸の合成最大速度を約40%向上したのが特徴。アーム本体質量の7%軽量化や高出力・高回転の小型モータの採用により合成最大速度は12,700mm/sとなり、サイクルタイムの大幅な短縮を実現した。また、同モータの採用に加え、アーム剛性の強化により手首部の負荷能力を向上しており、使用するハンドやツールの選択肢の幅を拡大している。
ピッキングロボットは、最大可搬重量3kgの4軸構成のパラレルリンクロボット(オプションで5軸)。同構造の特徴により高速でのピック&プレースが可能で、サイクルタイムは可搬重量1kgで0.27秒、3kgで0.45秒を達成している。
丸洗いが可能で、かつ食品機械用油脂類の使用により、食品や薬品、化粧品などのピック&プレースやパッキング、箱詰めなどの用途に適している。展示会では、自社開発の視覚センサとの併用により、コンベヤ上を流れる袋入り食品を高速でピッキングし、整列するデモを披露する。
そのほか、塗装パッケージセル「サーボツイスター」によるオートバイ部品の塗装デモや、自動教示ソフト「KCONG for Milling」とロボットによる試作モデルの切削デモをも披露する。また、塗装・ハンドリング用オフライン・プログラミングツール「K-ROSET」も出展する。


東芝機械は、同社のスカラロボット「THシリーズ」の新機種となる、リーチ長450mmで最大可搬重量5kgの「TH450A」(写真1)と、同550mmで同5kgの「同550A」(写真2)を出展する。
剛性の強化と優れた整定性能により、既存のTHシリーズと比較してタクトタイムを10%向上したのが特徴。イーサネット標準装備の新型コントローラ「TS3000」を採用しており、視覚センサをはじめ外部機器との接続を容易にしている。自動車部品や電気部品などの組立や、ハンドリングおよびシーリングなどで幅広く利用できる。
オプションとして、半導体やデジタル家電業界で要求されるISOクラス3のクリーン仕様や、食品や洗浄機などの業界で求められるIP65の防塵・防滴仕様にも対応。また、壁や天井などへの設置にも対応する。
「2009国際ロボット展」では、これらのほか垂直多関節ロボットや直交ロボット、リニアモータやサーボモータなども併せて出展する。半導体や医療、食品などの分野における生産効率の向上を提案する。


デンソーウェーブは、「(1)加工ゾーン」「(2)組立ゾーン」「(3)検査ゾーン」「(4)搬送ゾーン」「(5)ラボゾーン」「(6)生産支援ゾーン」の計6つのアプリケーションゾーンを設置し、これら各ゾーンで同社製品を即利用することができ、儲かる自動化につながることをアピールする。
出展製品の中で注目されるのは、昨年の「今年のロボット」大賞(経済産業省)にて産業用ロボット部門で「優秀賞」を獲得した組込型ロボット「XR-Gシリーズ」(写真1)。直動軸(X軸)と回転軸(R軸)を組み合わせた機構の採用によりロボットの動作を高速化し、かつ天吊り構造の採用によりロボット自身の直下領域での動作を可能し、移動するワークへの移動距離を最短にする。このような独特の構造により、ワークの次加工への移動時間を大幅に短縮することができる。
また、テレスコピック(多段伸縮)式の上下機構により小型化してあり、生産設備上部の空きスペースにムダなく配置することができる。結果、コンパクトな生産設備が構築できる。
「2009国際ロボット展」では、旋盤加工でのワークの着脱に利用することで作業巣スペースを縮小し、かつ着脱時間を約40%短縮した事例などを紹介する。
また、小型垂直型多関節ロボット「VPシリーズ」の耐酸性タイプ(写真2)も出展する。
VPシリーズは、5軸と6軸の2タイプがあり、最大可搬重量は前者が3kg、後者が2.5kg。省スペースな設計となっており、設置面積は160×160mmとハガキ2枚程度で済む。最大リーチは430mm、標準サイクルタイムは負荷1kg時で0.9秒台を達成している。
耐酸性タイプには薬品に強いシール材を用いており、医療器具や医薬品の工場で使用する場合、ロボット本体を過酸化水素水で消毒することができる。
そのほか、オフラインプログラミングソフト「WINCAPSⅢ」やパソコン統合用ミドルウエア「ORiN2」も出展する。なお出展品目の詳細は、同社特設サイトで参照できる。

シナノケンシは、標準モータ「Plexmotion(プレクスモーション)」の新製品で、小型マイクロステップドライバに大口径の中空軸を持つ高トルクステッピングモータを組み合わせた「CSA-BAシリーズ」(写真)を出展する。2軸の同軸上配置やエアシリンダーとの併用に適する。
また、コントローラ内蔵のステッピングモータ「SSA-TRシリーズ」も展示する。最大で8つのプログラム動作が可能で、単軸ロボットやスライダーの電動化などを照準に提案する。
高感度カメラとデータロガー、モニター機能を1台に集約した「PLEXLOGGER(プレクスロガー)」も出展する。最大で8,000コマ/秒の高速撮影が可能で、用途が最も多いミドルレンジをカバー。撮影のきっかけとなるトリガー前後の映像やデータ参照することができ、また、トリガーはボタン操作、映像の変化、4chアナログ信号を用いた電圧、加速度などの外部センサ、装置の制御データからの信号にも対応しており、予測が難しい事象でも確実に撮影することができる。

スター精機は、多関節ロボット向けのツールチェンジャ「OX」の可搬重量5kg用と同10kg用を出展する。2010年1月に発売する予定で、参考出品する。
全面密着機構により保持力を強化した、独自の離脱機構によりツールを立てたまま交換することができ、スペース効率を高めることができる。価格は他社従来品の半分から1/5となる2万~3万円程度を予定しており、低価格をアピールする。また本体は超ジュラルミン製で、軽量化も実現した。
なお、同社eins(アインツ)事業部のホームページより、「2009国際ロボット展」でのプレゼン資料を参照することができる。

マイクロテック・ラボラトリーは、エンコーダ各種を出展する。
9月には、分解能を高めたロータリーエンコーダ「ME-20PST」と「同30PST」の両シリーズを発売。分解能は、ME-20PSTが11万5,200パルス、同30PSTは16万パルスと、従来機の10~20倍以上の性能を実現。応答周波数は、それぞれ従来機の約10倍という。
同20PSTのサイズはφ32mm、同30PSTはφ44mmで、従来機と同サイズのまま性能を向上した。出力相A、B、Zの3相で、定格電圧は直流5V~12V。従来機と置き換えて使用することができる。
「生活支援ロボット実用化プロジェクト」(NEDO)の開始を受け、従来以上にロボットの安全性確保に向けた関心が高まっている。「2009国際ロボット展」では、エンコーダにより動作の検知を通じて、ロボットの運動性を保証できることをPRする。
なお、同社は4月に、関東経済産業局の「特定研究開発等計画」で位置決め分野での認定を受けた。両シリーズの投入をテコに次世代型のインテリジェントエンコーダの開発につなげる。

オリエンタルモーターは、電動アクチュエータ(写真)やステッピングおよびACサーボモータユニットを展示する。
電動スライダーおよび電動シリンダー「EZ limoシリーズ」で、新たにリーズナブルな5シリーズを投入。新開発のMRエンコーダの搭載によりマイクロステップ技術とクローズドループ制御の融合が可能になり、負荷に応じたモータ電流をリアルタイムに制御することで、高速・高トルクでありながら省電力運転を実現した。MRエンコーダはCPUやメモリ、温度センサを搭載しており、メカの諸元をはじめとするアクチュエータ情報に加え、走行距離の管理やモータ温度管理を行っている。
また、新開発の高効率化技術により発熱を低減したステッピングモータ「ARシリーズ」などの新製品も展示する。ロータ位置を検出するセンサを内蔵しており、サーボモータと同様に回転速度・回転量の情報を監視。脱調しそうになると即座にクローズドループ制御に切り替える。また、過負荷が連続して加わった場合にはアラーム信号を出力するため、サーボモータ同様の信頼性を備える。
そのほかチューニング不要のACサーボモータユニット「NXシリーズ」も出展する。

アイエイアイは、単軸ロボシリンダ「RCシリーズ」の超小型タイプ「細小型ロボシリンダ」(写真)を出展する。新開発モータ搭載により小型化した。
最小タイプの「RCA2-TC3N」は、サイズが89.5mm(長さ)×32mm(幅)×45mm(高さ)。スペースの関係でエアシリンダを使っていた装置からの置き換えを提案する。使用目的に応じてロッド伸縮式やテーブルスライド式など18機種がある。
「防塵・防滴タイプ」「クリーンタイプ」「壁掛けタイプ」「天吊りタイプ」「インバースタイプ」など、アーム長250mm以上の全機種で高速対応品を追加したスカラロボット「IXシリーズ」も出展。従来機種に比べ、標準タイプで11.4%~20.8%の標準サイクルタイムの大幅な短縮を可能にする。また、剛性および精度を向上した単軸ロボットの新版「ISシリーズ」の出展も予定している。

ネオフレックスは、産業用ロボットなどの電気配線を保護するフレキシブルチューブ(写真)を、メーカーである金城電器製作所(名古屋市西区)と共同出展する。腐食に強いオールステンレス製や、外装を二重にしたノイズや摩耗に強い製品を披露する。
また、ケーブル支持具「ケーブルエントリーシステム」も出展する。複数のケーブルを束ねて固定する部品などからなり、配線を簡単かつ効率良くできる。

ビー・エル・オートテック(BL)は、CC-Link対応の「ロータリジョイントPN-ZERO 2/C-4」のほか水底清掃ロボット「スーパーマルチ」など計4点を出展する。
スーパーマルチは、クローラで水底を移動しながら清掃を行うロボット。前方バンパー内側に搭載した吸引機構により、沈殿物を吸引・除去する。クローラ形状に独自のノウハウがあり、水底に沈殿した浮泥を巻き上げることなく走行することができる。
チルト機構付きの照明と、光学10倍/デジタル4倍のCCDカメラを搭載しており、オペレータは、ロボットが捉えた映像を見ながら水槽内を監視し、無線式リモコンで操縦する。清掃能力は1時間当たり120㎡程度。耐水性は15mあり、10~12mの水深で使用することができる。
一般に配水池の清掃は、配水池の水を抜いて清掃するか、もしくはダイバーが潜水して清掃するかのいずれかの方法でなされる。ただし、配水池の水を抜くときは、担当区域内への配水を停止しなければならないし、入れ替えにかかる水がムダに流されてしまう。また、ダイバーによる清掃では、水底の浮泥が舞い上がって水質を低下させるうえ、配水池内には各種機器類が設置されており、危険を伴う作業になる。
スーパーマルチは、配水池の清掃作業を手がける事業者から組織される「日本上水道配水池ロボット清掃協会」の知見を得ながら開発しており、これらの課題を解決するツールとして注目されている。


セイコーエプソンは、小型6軸垂直多関節ロボットの新シリーズ「C3シリーズ」を出展する。
同社の小型6軸垂直多関節ロボット「ProSixシリーズ」の新機種で、可搬重量は最大3kg。最大動作領域は600mm。ロボットの体積が動作エリアの1/44に、また、第3関節の可動部の出っ張りを従来機の1/2にすることで周辺機器、壁や天井への干渉を小さくした。
また、従来機種より小さい65mm×95mmという小型設計ながら、左右方向に135°ずつ回転(従来比10%増)する第5関節により様々な角度からの作業が可能。周囲への干渉が小さく、ハンドの設計自由度を向上することができる。
1kg負荷時の標準サイクルタイムは従来機と比較して0.1~.2秒短縮し、0.3秒台とした。繰り返し位置決め精度は±0,02mm。標準タイプとクリーンルームタイプの2機種を揃えており、小型部品の精密組立用途に向けてアピールする。
三菱電機は、小型垂直多関節ロボット「RV-2SQ」をはじめとする産業用ロボット「SQシリーズ」などの出展に加え、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」(NEDO)にて京都大学と共同開発している「次世代セル生産システム」を参考出展する。
RV-2QSは、同社のFA統合プラットフォーム「iQ Platform」に対応した、可搬重量2kgの6軸垂直多関節ロボット。アーム幅を同社従来機種比約2/3とスリム化しており、周囲との干渉が少なく狭いスペースに設置できる。最小動作半径は同56%減となる140mmと小さくし、アームの根本間際までの作業が行え、かつ旋回軸の回転範囲は同340°から480°(±240°)に拡大したことにより従来、デッドスペースだったロボット後方での作業ができるようになった。
また、サーボモータ制御の最適化により各手首軸の速度を同約10%高速化(最大合成速度4,400mm/sec)したうえ、繰り返し位置決め精度を±0.02mmを確保している。
ロボット展では、iQ Platformコンセプトによる高速通信やシーケンサ言語によるロボット制御など、RV-2SQによる小型部品組立の複合セルを展示し、変種変量生産に対応したセルシステムを提案する(写真1)。
次世代セル生産システムは、知能化技術の実装による生産機種の迅速な切り替え技術と、エラー回避技術およびエラーリカバリー技術を実装している。
具体的には、前者は3次元ビジョンセンサ、教示支援技術および自律的な動作習熟技術の開発によるもので、教示にかかる作業時間を最大で56%に短縮している。後者は、その作業要因を事前に分析して不安定作業を取り除くエラー回避技術と、センサ情報により動作中のエラーを検知してリカバリーする技術の開発により、安定した長時間連続操業を可能にしている。
ロボット展では、これら各種知能化技術および、これらを搭載する次世代セル生産システムを展示する(写真2)。




安川電機は、「人にやさしい」「環境(省エネ)」をコンセプトに、新たなモノづくりを提案する。ハイブリッド車や電気自動車(EV)などのエコカー製造や、環境・エネルギー分野における太陽電池製造など、今後のエコ社会を支えるエネルギー分野に向けてロボットソリューションを展示をする。
まず自動車産業に向けては、環境対応車の登場により急変する「モノづくり変革」(小型・軽量化、工程短縮、省エネ)に対応するロボットソリューションを提案。スポット溶接ロボット「MOTOMAN-VS50」(写真1)などを出展する。
VS-50はスポット溶接では世界初となる7軸構成が特徴で、自由度の拡大によりアームの回り込み姿勢や、スポット溶接ガン位置を固定したままでの自由な姿勢変更、低いロボット姿勢をとることができる。ロボットアームとワークの干渉や、複数台設置したロボット同士の干渉回避などが行えるため高密度な配置ができ、ショートプロセスラインが組める。
次に、小物組立作業に向けては、多品種変量生産に対応できる自動生産ソリューションを提案。また、搬送作業に向けては、食品・薬品・化粧品産業などの搬送工程に向けて高速作業を提案する。
具体的には、11月より同時発売したピッキングロボット「MOTOMAN-MPK2」(写真2)、パッキングロボット「同MPK50」、パレタイジングロボット「同MPL160」の3機種を出展。MPK2は、コンベヤ上に設置したビジョンセンサにより製品の位置や方向、品種判定をし、ピッキングと同時に整列作業を行える。汚れが付着しにくい、くぼみや溝を極力排除しており、食品や薬品の扱いに適している。これらによるトータルでの物流搬送ラインの自動化、生産性の向上を提案する。
太陽電池製造工程に向けては、ウエハ搬送ロボットやフラットパネル基板搬送ロボットの開発で培った、クリーン・真空技術を適用した大型クリーンロボットおよび真空ロボットを提案する。双腕ロボット「MOTOMAN-SDA10D」(写真3)を使った多品種対応ソリューションも提案する。
そして、今後のロボットと人との共存環境に向けては、人と共存・協調し、生活の質的向上を実現するサービスロボットがいる生活環境モデルを提案する。
このほど発表した自律移動型ロボット「(RoboPorterロボポーター)」(写真4)は、製造業・非製造(サービス)業を問わずに搬送用途に使えるもので、例えばワーク工程間移動に適用することにより自動化の範囲を拡大することができる。また、物流倉庫での物品の仕分けやオフィスビルでの社内便搬送にも利用することができる。
搬送できる重量は最大55kg。モータと駆動輪を2個ずつ、非駆動輪を2個備えており、最高3.6km/hで走行する。本体前面に搭載した視覚センサにより周辺の環境を逐次認識し、記録した画像データと比較して位置や方向を補正しながら移動する。無人搬送台車(AGV)では必須となる、経路を示す床面のガイドテープが不要になる。
また、前面にレーザ測距センサと光電センサ、全周にバンパセンサを装備しており、障害物を検知もしくは接触した場合は減速停止。障害物が除去されたことを検知すると、自動的に走行を再開する。
数多くの順路から目的に応じて最適なルートをロボット自身が選択するうえ、管理用パソコンと無線通信し、複数台の同時運用を可能にするなど実用性を高めている。
サイズは、1,435(高さ)×650mm(幅)×900(長さ)mm。重量113kg。4時間充電で約8時間走行することができる。人が操作をする充電器のほか、オプションで交換用バッテリーや人手が不要な自動充電装置を用意した。価格は1セット630万円。

ユーシン精機は、同社従来品に比べて取り出し時間を10%短縮した、射出成形機用取り出しロボット「RCⅡシリーズ」を出展する。昇降ストローク700mmの「RCⅡ」の2機種、850mmの「同150」2機種、950mmの「同250」2機種の計4機種がある。
同社従来品より高出力のモータを搭載し、また、フレーム内側形状とリニアガイドのレイアウトを改善することで剛性を高めた。アーム動作速度は、同社従来機比13%向上している。また、剛性の向上で取り出し不良やインサート不良が少なくなり、生産性を高めることができる。
昇降、引き抜き、横行の3駆動軸すべてに制振制御を採用。成形品の取り出しや開放時などに起きるブレを抑制し、振動が低減するまでの待ち時間を削減することができる。成形品吸着時にエア消費量を制御する「ECO吸着」も装備している。
このほか、フープ成形自動化システム、高速光ディスク取り出しロボット、成形品の良否選別用画像検査装置なども出品する。